2006年02月03日

基隆臨港線 廃線を巡る

向こうに見えるは基隆駅 物凄い低い位置にある腕木式信号機

基隆には臨港線があります。正確に言うとありました。
2003年まで使っていたという臨港線跡を巡ってみました。


基隆駅を降りて左にある海港大樓を過ぎると基隆臨港線の線路が見えてきます。

基隆駅方向を眺める

向こう側が基隆駅方向です。レールも錆びて使われてる気配はありません。

埠頭方向

先程と同じ場所で反対側の風景です。埠頭に一直線に線路が伸びています。右の建物は西埠頭の旅客ターミナルです。 馬祖行きの便はここから出発するようです。訪れたときには船は無く、建物の中の待合室を覗いてみたところ踊りの稽古場と化していました。

終端部

線路を進むと、終端部には何と貨車が!
この線路はまだ生きているようです。

隧道を抜けて

先程の埠頭の手前から分岐した線路を約10分程歩いて来ました。
中山二路と中華路の交差点です。写真では向こう側が基隆駅方向です。既に線路は駐車場となってしまっていて、何とも寂しい風景です。 道路部分を除いて線路も撤去されています。

分岐点には

交差点の反対方向の風景です。線路はここで二手に分かれます。写真は分岐して右に進み西十一埠頭方向へ延びる線路です。 もう一方は写真の建物の左に延びて行きます。線路は完全に撤去されて、歩道として再利用されています。 何年も経つとここが線路だったことも知らない人が出てくるのでしょうね。
そして、この写真に写っている建物は鉄道施設なのでした。

信号梃子

何とそこには、もう動くことはない信号梃子(てこ)が敷地に埋まっていました。
信号梃子とは、列車用の信号機を手動で動かす為のものです。

無残に剥がされた線路

先程の分岐から左に進みますとこんな感じ。
線路を剥がすにしても、もう少し綺麗に処理できないのでしょうかね。

復興隧道へ

更に進むと復興隧道に向かいます。
復興隧道は自動車と鉄道の共用となっている珍しい隧道でした。

復興隧道

今にも列車が走ってきそうな雰囲気です。

隧道内から外を眺める

隧道内から外を眺めるとこんな感じです。

これ以上進んでも寂しい姿を見るばかりですので、廃線巡りは復興隧道までとしました。
貨物列車が走っているうちに一度見てみたかった。

基隆臨港線(廃線) 基隆駅下車 西埠頭一帯

詳しく知りたい方は下のリンクをクリック
臨港線が現役の頃の画像や記事が検索出来ます

基隆臨港線をGoogle日本で検索

基隆臨港線をGoogle台湾で検索

クリックありがとう(*^^)/   

posted by Sumi at 09:41| 台北 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック