アミ(阿美)族のカロラン(加路蘭)村の収穫祭では、主に女性達による踊りを観る機会に恵まれました。
華やかな衣装に身を包んだ踊り手の皆さんは、準備に余念がありません。普段は静かな集落だと思われる佇まいですが、今日ばかりはとても活気に溢れています。
踊りは世代別に分かれて演じられているようで、小学生、中高生、30歳代、それ以上の皆さんの踊りを観ることが出来ました。
ちょっとお年を召した世代の踊りは日本でも良く見る村の踊りという感じです。日本でも見かけそうな踊りは、とても親近感を覚えます。
小学生世代の踊りはカワイイのひとこと。
しかし、大人たちによってかなり厚めの化粧が施されている為、妙に大人びていています。あんなに大人っぽい化粧はしないほうが良いのではないかと感じました。
30歳代と思われる世代の踊りは、うーん、かなり色気がムンムンでした。
特に一番前で踊る女性は、一番前で踊るという栄誉からか、とても生き生きと踊っていました。それがまた色気を倍増させていたのが印象的でした。
中高生世代は、衣装も一番華やかで綺麗でした。
小学生、中高生、30歳代、それ以上と世代別の踊りを観て、アミ族の女性はこんな年齢の重ね方をしていくんだなぁと、彼女達の一生を纏めて見てしまった気持ちになってしまいました…。
このお祭りの中で一番驚いたのが、中高生世代の踊りに使われていた曲です。
なんと、原曲が敏いとうとハッピー&ブルーの「星降る街角」なのです。動画を撮りましたので、是非ご覧下さい。どういう経緯でこの曲が使われるようになったのかは不明ですが、毎年使われているという雰囲気でした。歌詞が現地語化していますので、元々日本の曲であるということは知らない人が多いのではないでしょうか。それにしても吃驚です。
http://activity.eastcoast-nsa.gov.tw/default.aspx?sid=3
加路蘭手創市集