第七代の台湾総督、明石元二郎氏の墓地に設けられていた鳥居は、長い間二二八公園に置かれていました。しかし、現在は元々会った場所の近くに戻されています。
上の写真は2008年のもの。下の写真は2010年12月に撮影したものです。跡形もなくなっています。移転したことも公式には発表されなかった為、知らない人にとっては忽然と消えたといったところでしょうか。
現在は、日本人墓地があった林森公園内の雀榕の木の脇に、もう一つの鳥居と共に設置されています。また、移設された明石元二郎墓地鳥居は、本来の場所からは少し北側にずれて設置されています。もう一つの小さい鳥居は鎌田正威秘書官の墓地のものとも、第3代台湾総督乃木希典の母、乃木寿子さんの墓地にあったものとも言われています。
夜の鳥居です。街のネオンが見える広い公園の中で、照明に照らされた鳥居は、不思議な気持ちにさせてくれます。
明石元二郎墓地鳥居 台北市新生北路二段28巷 林森公園
二二八にあった鳥居、よく覚えています。なくなっていたのですね。たまに二二八には行きますが南側の子供の遊具のところばかりで、全く気が付きませんでした。林森公園に移設なら納得できます。
鳥居は元の場所の近くに移設されて、良かったのではないかと思います。
臺灣の関係者に感謝です。
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さて、地震津波放射能で三重苦の日本です。
とくに原発では世界中に迷惑を掛けてしまっています。義捐金などで臺灣の皆様には感謝しております。次回臺灣訪問時は御礼の旅になると考えていましたが、現在の状況ではお詫びの旅になってしまいそうです。
東電管内は街も人も毎日お通夜のような状態です。今日、櫻が咲いているという報道がありましたが、「あぁ、そうなんだ」という程度の感想しか出てきませんでした。そんな気分にはなれないのです。
かなり重症かも。