平渓線 中篇 の続きです。
平渓線を走破した列車は、終点の菁桐駅へ到着します。
終点の菁桐駅の駅舎は日本時代に建てられたままの姿を保っています。写真は少し前に撮影したものです。
現在はもう少し綺麗に整備されているようです。
木造平屋の駅舎、日本でも少し前までは良く見かけたものです。
待合室で列車を待っていると、ここが台湾だということを忘れてしまいそうです。
駅構内はとても広く、石炭輸送が盛んだった名残りで貨物用の線路が何本もありました。今では使われることは無く、 殆どの線路が草生しています。廃墟となったホッパーが、かつての栄華を偲ばせます。
菁桐駅前は休日は観光客で賑わうそうですが、平日はひっそりとしています。古い建物は駅舎だけではなく周辺にも残り、 独特の雰囲気を醸し出しています。古い街並みに興味のある方は、散策をするのも楽しいのではないでしょうか。
山あり谷ありの景色の変化に富んだ平渓線は、とても遠くへ来た気分にさせてくれます。
街の喧騒から離れたくなったら平日がお勧め。のんびりと旅を楽しめます。
平渓線 三貂嶺−菁桐間
主な列車の始発となる瑞芳駅へは台北駅から電車で約50分
台北市木柵と平渓を結ぶバスもあります
【関連する記事】