台北駅から基隆駅へ向かって進むと七堵という駅があります。
最近、この駅付近には鉄道の大きな車庫が出来、七堵駅始発の自強号なども存在します。
小さな小さな駅舎が建ったのは、明治30年(1897)のこと。今年110歳を迎えました。
台湾の鉄道史上とても貴重な駅舎は、駅の移動に伴い役目を終えました。
既に台北方面(下行き)列車は新駅舎よりの発着となっていて、基隆方面(上行き)のみの発着となっていました。
上行き列車も1月21日から新駅舎へ移り、20日をもってこの駅での営業を終了しました。
前日の19日に訪れた時には、鉄道ファンだけではなく多くの見学者でかなりの混雑でした。
今後、保存されるのか解体されるのか不明です。出来ることならば修復の上保存してほしいのですが、
かなり補修を受けていて現状では難しいかもしれません。
旧七堵駅舎、110年もの長い間お疲れ様でした。
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