MRT木柵線の動物園駅と茶芸館で有名な猫空を結ぶロープウェイが開業しました。
開業翌日の7月5日に乗ってきました。
MRTの動物園駅からは2分ほど歩いたところにロープウェイの動物園駅はありました。
開業二日目とあってロープウェイの駅までの通りは人通りは多く、多くの報道機関が取材をしていました。
行列を覚悟していたのですが、駅の入口に並んでいませんでした。駅舎の中に入ると、そのまま上階の乗り場まで進んでしまいました。 乗り場の直前でこの程度の行列でした。開業二日目にしては少ないような…。
運賃は初乗りが30元、全線乗っても僅か50元です。これは破格の安さだと思われます。
鉄道などの公共性の高い乗り物の運賃は安価に設定するものですが、通常、ロープウェイは普通これには当てはまりません。
猫空ロープウェイは全長4.03キロもあります。これだけの距離のロープウェイならば、日本ならゼロがひとつ多くなると思います。
ちなみに日本の箱根ロープウェイは全長4キロとほぼ同じ長さで片道1330円です。
改札口はTOKEN(トークン)非対応の旧型改札機が使われていました。MRT路線から撤去した機械の再利用かと思われます。でも、 悠遊カードが使えるのはありがたいですね。
殆ど待つことも無く、乗車となりました。
このロープウェイは循環式といいます。駅にいる間はゴンドラはロープから離れていて、駅を出発するときにロープを掴んで進みます。
循環式はたくさんのゴンドラが循環させることが出来、多くの乗客を運ぶことが出来ます。
出発するとロープウェイは急斜面を駆け上がります。
かなり急な上昇をするので、ちょっと驚きました。
たくさんのゴンドラが猫空を結んでいます。
地形に沿うように進むところは、上下の動きが激しく飽きさせません。そうしているうちに標高が高くなり、市街地からどんどん離れ、
台北市内が遠くに望めるようになります。
このゴンドラ、冷房が付いていません。
台湾で冷房が無いのはかなり辛いものがあります。転落防止の為、窓は殆ど開きません。ガラス張りですので車内は当然温室のようです。
途中駅では乗降に関係なく扉が開くのですが、その短い開扉時間で少しでも温度を下げようと扇風機の差し入れがありました。
風が車内へ届く時間は10秒程度と気休め程度ですが、無いよりはましという感じでしょうか。
乗車直前にペットボトルの飲み物を買うことを薦めます。ペットボトルはすぐに開けずに体を冷やすのに使いましょう。
約20分の旅も終わり、猫空駅に到着しました。
遥か彼方には台北101を望むことが出来ます。山の中からなのか、それともゴンドラの車内が暑かったからなのか分かりませんが、
猫空の風はとても心地よかったです。
猫空は茶農家が経営する茶芸館が点在することで有名なところです。
茶芸館は昼間は閑散としていて、夜に多くのお客さんで賑わうのだそうです。ロープウェイ開業後ということもあり昼間も大賑わいです。
循環する猫空遊園公車(循環バス)がピストン輸送でお客さんを運んでゆきます。このバスも悠遊カードが使えます。
こちらは猫空のバス停です。
ロープウェイの駅から離れているので、静かで良い雰囲気です。開業するまでは猫空站といえばここでした。
これからはロープウェイの駅周辺が猫空の中心になるのだろうと思われます。賑やかな駅前から少し離れるだけで雰囲気が変わります。
こちらにも茶芸館が点在していますので、循環バスを利用して足を伸ばしてみることをお薦めします。
ロープウェイは夜の10時まで運行しています。晩御飯を食べにロープウェイで猫空の茶芸館へ行くのが流行るかもしれませんね。
http://www.trtc.com.tw/
台北捷運公司
http://www.shinbus.com.tw/
欣欣客運
改札口の様子やゴンドラに乗り込む所など、
Sumiさんならではの視点から切り取った
写真と記事、興味深く拝見しました。
さらに、猫空遊園公車やバス停の様子など、
貴重な画像をありがとうございます。
私も秋になったら、夜景を眺めながらの一杯を
味わいに出かけてみようとワクワクしています。
猫空遊園公社は多客で増発しています。
バスが連なって走っていて驚きます。
しかも、猫空の道路の要所要所にバス誘導員が配置されています。これは、狭い道路で路線バス同士が鉢合わせにならない為だと思われます。
バス会社も大変だ…。
ちょうど午前11時すぎだったので、
凄く混んでいました。
後ほどブログにアップしようと思っています。
「邀月」という茶芸館に行く際、バスを利用しましたが、
写真を撮らなかったので、宜しければ・・・
記事を書く時にはsumiさんの記事をトラックバックさせて下さい。
宜しくお願いします。
トラックバックお待ちしております。
私は一人でしたので、どこの茶芸館にも寄りませんでした。
一人では寂しいですものね(^^;)
今度は誰かを連れて行きたいと思います。