北投温泉博物館から程近いところに瀧乃湯があります。
ここは、日本時代に建てられた建物で今も営業する数少ない温泉入浴施設です。
瀧乃湯は周囲の旅館などがビルになっている中で、日本時代の建物で営業している所謂「銭湯」です。
明治40年(1907年)に建てられた築百年を迎えるかなり古い建物で、修繕はされていますが当時の面影を残しています。
大正12年(1923年)には皇太子殿下(昭和天皇)も訪れたそうで、記念の石碑が残っています。
私はタオルを持っていかなかったので購入しました。まっ黄色のタオルでした。
できればタオルは持っていきましょう。
タオルをもって男湯と書かれた横を中に入ると、いきなりお風呂でした。
更衣室は無く、湯船の横の棚に収めます。目の前で荷物を見る事が出来るので、安心と言えば安心です。
入り方は日本と同じです。台湾の温泉は水着着用が基本ですが、ここでは裸で入ります。
台湾人は人前で裸になる事はないと聞いていたのですが、先に入られていた皆さん堂々としていました。
肝心の温泉ですが、ほのかに硫黄の香りがしてお湯は濁っています。
そしてとても熱い!熱いのが苦手な方には厳しいかも。
酸性が強いので肌への刺激が強いです。
あがるときにはシャワーで流したほうがいいです。
先客が全部あがるのを根気強く待って、上の浴室の写真を撮りました。
写真を撮るまでの間、少し入っては(熱いので)出てまた入ると繰り返しているうちに、とても効いたような気になりました(^^;)
瀧乃湯 台北市北投區光明路244號
MRT新北投駅から徒歩約8分
青いお湯がゆらゆらしていて、あの古びた建物を眺めながらじっとつかっているとぼんやりしてしまいました。
今度台湾へ行ったら、やりたいこともひと段落つくので、最後にここで朝風呂を堪能してゆきたいなあ・・・湯上りにどっかでパパイヤミルク買って飲めたらもう言う事ないです。
次回には、また訪れたいと思います。
初めて行ったのが’99年で、5日間の旅の途中。裸になるのにパスポートをどうしようと心配しながら入り口のおじさんに聞くと、「大丈夫、入りなさい」と。入るとすぐ湯船。その奥が(女風呂です)洗い場兼脱衣場。安心して入れました。次に行ったのが2年程前。台北の子を連れて(?)行きました。彼女はここを知りませんでした。そして入湯料のの安さ(たしか70元)にもびっくりしていました。2回ともそこで会ったおばさんたちと裸の付き合い。旅先で色んな人と交わるのはとても楽しいものです。
合同掲示板ではお世話になっております。
瀧乃湯は良い泉質で、なにより手軽に入れるのが良いですね。でも、一部の日本人の衛生観念からは外れていると言えなくも無いので、人に紹介するときには相手を選んでしまいます。
脱衣場と湯船が一緒ですので、防犯という点ではある意味完璧ですね。