集集の街外れに崩壊した廟が修復されることなく残されています。
廟の名前は武昌宮といい、1999年の集集地震で倒壊しました。
集集地震と言われることから分かりますが、震源に近い集集は甚大な被害を受けました。
地震から月日が経ちましたが、倒壊した廟は地震の痕跡として壊れたまま保存されています。
廟の中のご神体は救い出され、隣へ新しい武昌宮が建てられて祀られています。現在では、壊れた廟は集集の有名な観光名所となり、廟の周りには名産のバナナを売る店をはじめ多くの土産物店が並んでいます。
肝心の壊れた廟ですが、 完全に一階部分を押し潰しています。
一階正面の柱を見ますと、どうも細すぎる気がします。専門家ではないので断定はできませんが、見栄え良くする為に頭でっかちになってしまった構造的な問題を感じました。
それにしても、観る者を圧倒する迫力があります。一見の価値はあります。
武昌宮 南投縣集集鎭民生路34巷89號
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